日本オランダ徒手療法協会

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ハイヒールで腰痛・冷え性になるんですか?

2018.12.11

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

12月になってきて、

気温がどんどん低くなってきていますよね。

 

徐々に、ダウンを着たり、厚手のジャケットを着たりと冬物の洋服に切り替わって着てますね。

 

先日、スタバで仕事をしてた時のことなんですが、

 

綺麗なお姉さん三人組が自分の横に座って着たんです。

 

もちろん、自分はそんなことは気にしないで、仕事に没頭

(綺麗なお姉さんが座って着たことを気がついた時点で、ダメか笑)

 

聞き耳を立てちゃいけないんですが、面白い話の内容だったんで、聞き耳立てちゃったんです。

 

お姉さんA「最近、寒くいよね〜、ハイヒール履いてる?」

 

お姉さんB「履いてるよ、この間新しいやつ買ったもん。」

 

お姉さんA・C「いいな〜」

 

お姉さんC「でも、寒くない?。私、冷え性でハイヒール履くとすぐにつま先が冷えてくるんだよね。しかも、腰も痛くなるし…」

 

お姉さんA・B「わかる〜」

 

お姉さんA「だから最近、ハイヒール履くのやめたんだ〜、今ではパンプス生活。腰も痛いから腰も診てもらってるんだ〜」

 

お姉さんB「でも、履きたいよね〜」

 

・・・・

 

ってな話だったんです。

 

どこにでもありそうな話。

ヒールを履くと腰や他の関節が痛くなることは、整形外科の病院に勤めているとよくある話。

でも、そこで興味深かったのが冷え性。

ハイヒール履くと冷え性に???

ハイヒール履くと冷え性になるんだって。。。

 

何故なんだ?

 

でも考えてみれば、

 

ハイヒール履くと結構スカートの人が多いし、細めのパンツ履いて足首から下を露出している人が多いから、それは寒いだろって。

 

それは冷え性になるよね。

 

しかし、寒いが原因ではなさそう。ネットで調べて診たんだけど、夏場でもはヒール履いている人は冷え性や腰痛などの関節痛に悩んでいる人は多いらしい。

でも、つま先立ち歩きような姿勢になるから、末端の指には常に荷重がかかり圧迫されているから、抹消の血流は滞る。

 

だから、夏場でも冷え性は起こりうる可能性は大きい

 

じゃ、極論ハイヒール履いている人すべてにこの問題が起こっているのか?

 

実はそうでもないよう。

 

これもネット検索なんだけど、ハイヒールの歩き方、立ち方などのスクールが存在し、そこで上記の問題が解決されている事例を多くみるんです。

 

しかも、若い方からお年を召している人まで、綺麗に歩きたいという人から何かしらの症状が出てこのスクールに通っているみたいなんです。

 

そう考えると、姿勢や歩き方が問題で一概に末端が圧迫されていることや露出が多いからと理由が問題ではないみたいなんです。

 

なんとなくですよ。

 

姿勢の改善をしたら、腰痛や関節痛の改善はなされそうじゃないですか?

 

でもなんで、冷え性も改善されたのか。。

 

不思議ですよね。

 

でね。

 

自分なりに、今までの経験とオランダ徒手で学んだ知識で考えてみたんです。

 

オランダ徒手には神経生理学の考えがあるんです。

 

それはデルマトームの神経支配と末梢神経の関連なんです。

 

冷え性のある部位の神経支配と腰椎仙椎には関連があるんで、出どころである腰椎仙椎にアプローチすれば冷え性は取り除けると考えたんです。

姿勢の改善で冷え性が緩和したのも腰椎仙椎の椎体間に隙間ができて、末梢神経の循環が良好になったことが理由なんです。

ハイヒールが原因で腰痛に。。。

実際の症例で紹介しますね。

 

自分が診た患者さんも、上記のお姉さんと同じような感じ、

冷え性と腰痛で悩んでいたんんです。

 

最大もの目的が症状取り除いてハイヒールを履きたいだったんです。

 

それで、やっぱり姿勢が下記のような感じだったから、姿勢の改善をしたんですよ。

 

すると腰痛(L4〜S1)と冷え性の改善ができたんです。

 

本人は喜んで帰って行ったんです。

でも、数日後再び自分のところに来て、冷え性が残っているんですけどどうにかならないかという依頼を受けたんです。

 

で、冷え性って結局循環の不良で起きているから、その自律神経が圧迫されている可能性が大きいって考えたんですよね。

 

冷え性の部分のデルマトームを見るとL4〜S1

腰痛の部位はL4〜S1

 

同じなんです。

 

それで上記の腰椎4番から仙椎1までマニュピレーションとモビライゼーションを実施。

 

すると、今回は姿勢の改善なしで、冷え性が取れたんです。

 

話を戻すと、

つまり、姿勢の改善をすることで、関節由来の症状緩和にもつながり、腰椎仙椎が正しい位置関係になることで末梢神経や血管の圧迫を改善できたことで、関節痛はもちろん冷え性が取れるというメカニズムなんです。

 

その後、この女性に関しては自分で姿勢改善に取り組んで、完璧に症状の消失に至ったんです。

なんで、姿勢や歩行改善で痛みや冷え性などの諸症状が取れるのか?それは神経生理学の考えがあることも一つの要因だということがわかれば、治療の幅って大きくなりますよね〜

 

ぜひ、今度このような患者さんが来たら試してみてくださいね。

 

PS

もちろん、この女性には体幹トレーニング、腰椎のセルフモビライゼーションなんかを教えてリハビリは終了したんです。

 

PSS

それにしても、冬でもハイヒールを履くという女性の『美』意識には脱帽ものです(笑)


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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