日本オランダ徒手療法協会

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床ずれ予防には末梢神経の活性化をせよ!!

2018.11.27

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

「今日はどれにするかな〜」

 

「これにするか、なんか美味そうだし」

 

最近、夕ご飯のお供は鯖缶

 

仕事で帰りが、深夜帯になることが多くて、あまりたくさん食べれないから鯖缶とサラダが主食になっているんです。

 

なんで鯖缶っていうと、テレビでやっていたから。

 

缶詰っていうと何か栄養価が低いイメージがあったり、食品添加物のオンパレードみたいな感じじゃないですか。

 

でも、最近の缶詰、特にこの鯖缶は水揚げしてすぐにさばいて、真空の缶詰に保存されるから、鮮魚店で売っているお刺身や焼き魚よりもすごい栄養価が高いんです。

 

鯖缶の種類は大きく分けて2種類、水煮と味噌煮このどっちかなんですよね。

 

好みとしては味噌煮なんですけど、塩分が高いので、水煮を主に食べているんです。

 

お皿に移して、レンジでチン!

 

食べると脂が乗っていて、身もホクホク、骨まで食べれるんで本当に美味しく毎日食べています。

 

また、種類も豊富で長期の保存がきくから、家にはストックした鯖缶が10種類2個ずつ常備してあります。

 

自分こういうの結構好きで、昔はレトルトカレーにはまっていて、毎朝カレーを食べるために本棚一面に全国のレトルトカレーを並べていたもんです。

 

それが、今は鯖なんですけどね。

 

鯖には以下の栄養が含まれていているんです。

 

  • ビタミンB12
  • ビタミンB6
  • ビタミンB2
  • ビタミンB1
  • ビタミンD
  • ナイアシン
  • DHA
  • EPA

特にこのDHA/EPAなんかダイエット効果に効くらしく血液サラサラにしてくれるんで、コレステロールの改善もしてくれるし、これだけビタミンが多く含まれているんで体も元気になるんです。

 

そんなこっちゃで、今は鯖にはまっているんですけど。

 

病院では食事ができる人とそうでない人がいるじゃないですか?

 

できない人は点滴でカロリーやビタミンの摂取を行なってますよね。

 

でもなかなか元気にならない人もいます。

何でしょうかね。栄養をとっているのにもかかわらず。。。

点滴で栄養摂取するが、、、

以前病院勤めだった時は、外来以外にも入院患者さんで寝たきりの人も数多く見てきました。

 

ある寝たきりの患者さんは自分で動くこともできなし、食べることもできない。でも、会話することやベッドをあげると手を使って折り紙を折ることはできるんです。でも、すぐにベッドからずれ落ちて、寝ようとしてしまう。

 

食べることは拒否

 

だから、点滴だったんです。

 

しかも、寝返りや体動もできないので、病院のスタッフで体を1〜2時間ごとに寝返りさせてたんです。

 

そんなある時、自分がその患者さんのリハビリをしたんです。

 

すると、お尻の方が何かしら濡れているような感じだったんです。

オムツから尿が出ちゃったかなーと思ったんです。

 

でも見ると、赤い鮮血があって、

 

お尻の皮膚がベロンと剥けて、皮膚が黒くなっていたんです。

少し、匂いもあるんです。

 

『床ずれ(褥瘡)』だったんです。

 

でも、床ずれ(褥瘡)になるはずはなかったんです。

 

床ずれを予防するために、栄養、体動、清潔この3本の柱はしっかりと行なっていたんです。それでもなってしまった。

 

何故なのか?

 

それであることに気づいたんです。

床ずれ予防に末梢神経の好循環を作る

栄養・清潔はこれは患者さんががしなくても、こちらでどうにかなります。

体動もそうだろうと思う方もいると思います。

 

しかし、ここでいう体動は体圧分散のための体動だったんです。

 

本人は動くことをしないので、リハビリで行うしかないんですが、時間は多くみれて60分だったんです。

 

24時間のうち動くのは23時間、もちろん折り紙をしていたから体から上はそれなりに動いていたんです。でも、腰から下は全く動いていなかったんです。

 

であれば動いてもらうしかないと思ったんですけど、脊柱や股関節といった関節の拘縮が進んでおり、ものすごく固い状態。

 

それで、下記の図を思い出したんです。

それはデルマトームとスクレロトームです。

 

 

結局循環が悪いことが問題なんです。もちろん関節や筋肉の収縮を促して循環促進させるのも一つの方法なんですが、この方はそれができない。

そうであれば、骨や筋肉や皮膚などの軟部組織の循環の元となっている末梢神経にアプローチして循環を促進すればいいと考えたんです。

 

臀部の部分の床ずれ(褥瘡)だったんで、L4、5、S1、2、の関節のモビライゼーション、リリース、ストレッチやマッサージを行なったんです。

 

もちろんその間、ドクターやナースによる処置も行いました。

 

その結果、早期に床ずれが治っていったんです。

 

この件があってから、自分は寝たきりの患者さんには必ず末梢神経のアプローチをして循環の促進をするようにしています。それ以降床ずれの患者さんは出ることはほとんどなくなったんです。

 

確かに、体に必要な栄養をとっていても、体の隅々まで行き渡らないのであれば、その部位は壊死したり、痺れや痒みなどの症状が出てくるんです。

 

それを防ぐためにも、身体中に好循環を提供させることが、患者さんにも家族にもより良い生活を送れる第一歩になるんですよね。

 

皆さんも是非試してください。

 

この話、痺れや痛みにも実は使えるんです。

でも、それは今度しますね。

 

PS

今日も帰ったら鯖缶を食べるんですけど、この栄養を行き渡らせるためにも食べる前に運動しないといけないね。

 

でも、時間がない(笑)

 


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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