日本オランダ徒手療法協会

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重だるさや違和感…それ関連痛ですよ!!

2018.10.23

from 黒田雄太 長崎駅シアトルコーヒーより

 

いつもと違い

オシャレな場所で

メルマガを書いている黒田です(笑)

 

最近僕の周りの一部で

かなり流行っているもの

 

それは…

 

「ストレングスファインダー」

 

170問近い質問に対し

直感的に20秒以内に

どんどん答えていきます

 

答え終わると

自分の強みとして

5つの性質が表示されるのですが

 

それがもう

当たってる、当たってる

 

あまりにも当たりすぎて

逆に驚きが全くありませんでしたね(苦笑)

 

5つの性質の中で

1番上に表示されていたのが

「内省」という性質

 

要するに

1人の時間が好きということですね!

 

これも

当たってるー!

 

どちらかというと

みんなでワイワイタイプではなく

出来ることなら1人で落ち着いていたい…

 

そんな性質の僕は

人と接する治療家には

向いていない⁉︎

 

ちょっと

そう思っちゃいました(涙)

 

今回は実は治療家に

向いていないかもしれない僕が

臨床で失敗したやりとりをご紹介します!

 

決して

1人が好きすぎてコミュニケーションが

とれなかったのが原因ではないですよー

 

理論に疎かった

昔の僕の経験談です

 

臨床でのこんなやりとり

しびれともいえない

でも痛みでもない…

 

そんな訴えを患者さんから

聞くことはありませんか?

 

患者「先生、このあたり(大腿外側部)に違和感があるんです」

 

僕「そうですか、それは痛みですか?」

 

患者「いや、痛くはないんですよね」

 

僕「じゃあ、しびれみたいな感じですかね?」

 

患者「うーん、しびれとも違ってなんか重だるい感じなんですよね…」

 

僕「そうですか…じゃあとりあえず治療しましょうか!」

 

チーン

僕の思考は完全にストップしました(涙)

 

・重だるい

 

・違和感

 

そんな訴えをどのように解釈したら良いのでしょうか?

 

その症状、実は関連痛

しっかりと問診を行い

 

もし

・痛みを訴えている部位自体の問題ではない

 

・末梢神経障害、神経根症状などの神経の問題ではない

 

そんなときは

関連痛を疑うべきです!

 

関連痛?

 

皆さんご存知ですか?

 

よく聞くのは

内臓由来の関連痛だと思います

 

内臓と同じ神経支配の

身体の部位に痛みが出てくる

 

心疾患による左肩痛

消化器疾患による背部痛や腰痛も

関連痛ですよね

 

しかし

そのような関連痛は

レッドフラッグといい

 

運動器を専門とする治療家の

治療対象外になるので

今回は触れません

 

では

治療対象となる関連痛を

先ほどの僕と患者さんとのやりとり

で考えていきましょう!

 

関連痛で注目すべきポイントは

・痛みの表現の仕方

 

・痛みの部位

 

の2点です

 

関連痛の痛みの表現としては

 

「手の平全体で痛みがある部位をさする」

 

そんな表現をすることが多いです

 

なので

指一本で痛みの部位を指し示す

 

そんな場合は関連痛の可能性は低いと言えます

 

また痛みの部位は

デルマトームやスクレロトームに代表される

神経の髄節レベルの部位で確認します

 

今回のケースでは

大腿外側部になるため

L4~S1が考えられます

 

、、、

 

さぁ、皆さん関連痛について

少し理解が深まったでしょうか?

 

僕自身

ご紹介した患者さんを担当していた時には

関連痛についての理論を知らなかったので

 

全く歯が立ちませんでしたね

 

ですが

関連痛の理論を身に付けた今は

十分に対応できます!

 

ご紹介した患者さんと

似たような症状をお持ちの別の患者さん

 

痛みの表現の仕方と

痛みの部位を確認すると

 

L5か仙腸関節の関連痛ではないかと

仮説を立てました

 

その仮説のもと

次にL5や仙腸関節の硬さを確認してみようと

考えました

 

そして

L5の硬さを確認後

仙腸関節の関節の遊びを

確認しようと思い

 

仙腸関節を動かした瞬間に

 

「パキッ!」

 

という音がなり

と同時に

患者さんの症状は消えてしまいました…

 

にわかに

関連痛の存在を疑っていた僕

 

「えっ、本当にこんな事あるんだ⁈」

 

と思わず心の声が漏れそうでした(苦笑)

 

この患者さんの

大腿外側部の重だるさは

 

「仙腸関節の関連痛」

 

だったのです

 

僕にとって

この一回の経験は

とても貴重なものになりました

 

、、、

 

違和感や重だるさという症状は

なかなか解釈しにくく

 

治療家も

「そうですね…重だるさですか…」

 

みたいな感じで患者さんの訴えを

聞き流してしまいがちです

 

実際に昔の僕はそうでした

 

でもちょっと理論を知っているだけで

救われる患者さんは多いし

自分の治療にも自信を持てますよ!

 

では次回も

腰痛に関する情報を配信していきますね!

 

【グッバイ!腰痛!】

 

そんな日がいつか来ますように

 

P.S.

仙腸関節の関連痛だった患者さん。この一回の治療がきっかけで信頼関係がグッと増しました!

実は一人が好きだけど、コミュニケーションはきちんと取れてましたから!(笑)

 


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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