日本オランダ徒手療法協会

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半月板損傷の痛みの正体は…

2018.10.16

from 杉山貴規 広尾オフィス

 

自分は毎日休みの日でも寄ってしまう場所がある。

 

それは、コンビニね。

 

みなさんもそうではないだろうか?

 

自分は用事がなくても、ふらりと寄っている。

 

なんでかっていうと、コンビニって新商品が常に置いてあって、毎日行っても飽きないところが好きだ。

特に、飲料のコーナーなんて、何かしら変わったのみのものがある。

 

自分はコーヒーが好きだからマメにチェックしているんだよね。

 

缶コーヒー、ペットボトルのコーヒーなどね。

 

先日も新商品のコーヒーが出たから買ったんだよね。

ペットボトルのやつ。

 

新商品って本当に楽しいから、家でワクワク・ドキドキしながら飲んだんだ。

 

少し引きました??

 

「えっ、なんか薄いなこのコーヒー」

「こういう商品もあるか?」

確かめるよう、何かを疑うようにもう一口

「うーん。薄すぎない???これコーヒー」

 

疑ってラベルを見たよね。

 

すると原材料が『大麦』

 

「はっ?」

 

さらにラベルを見ると

 

『コーヒー風味』

 

うわーやっちまったって思ったのと少し怒りが湧いたよね。

 

コーヒーだと思ったら、『コーヒー風味の麦茶』

 

もうこういうのやめてほしいと思った反面、思い込みで買った自分にも反省したよね。

 

でも、ここで思ったのが見た目の情報と思い込みがこのような結果になったんだよね。

 

先日も、実はリハビリ関係で同じようなことをしてしまった。

 

プロである以上本当はやってはいけないことだけどね。

関連痛だと思い込んで…

今回は紹介するね。

 

以前自分の見ていた半月板損傷の患者さんが先日、自分のこところに来たんだ。

 

聞くと、急に膝が痛くなってきたそうなんだ。

 

その患者さんて、昔膝の内側2/3を摘出手術してたんだよね。なんで摘出したかっていうと、半月板が砕けて使い物にならなかったという理由なんだ。

 

それで今回、その場所の痛みが強くなったから、事情を知っている自分に見て欲しいと言って来たんだよね。

 

こういう時って本当に嬉しいよね。

 

なんでか?やっぱり自分を頼りにして来てくれているところかな。しかも、リハビリを終了してもう5年以上経っているからね。その間連絡を取っていたわけではないから尚更。

 

その話はさておき。

 

それで、膝を見たんだよね。

 

見ると炎症反応はなくて、痛みもぼんやりした感じ。膝の周り全体。

 

勘のいい人は関連痛って思っていますよね。

 

実は、自分もそうだと踏んでいたんだ。

 

膝周囲の支配神経の部位の末梢神経が走る腰椎部位を押すと違和感もあって、痛みも生じていた。

 

これ、関連痛でしょ!!

 

その仮説で、治療介入したんだ。

 

でも。よくならない。

 

『???』

 

はてながずーっと続いて、少しの間フリーズ状態。

問診を丁寧に

それで、問診をもう一回しっかりやったんだよね。

 

その患者さんのことはよく知っていたし、膝の後遺症だと思って、ある程度絞った問診をしたんだ。

 

今→経過→治癒を阻害する要因→ストレス・運動連鎖

 

このプロセスを十二分に漏れが無いように問診をしていなかったのが、

???…とともに脳も体もフリーズしてしまったんだ(トホホ)

 

でね。

色々聞いて見ると、様々なことがこの5年間で生活、趣味や既往歴も変わって来たんだよね。

 

<今>の状態をよくよく聞くと

・膝は膝なんだけど、もも(大腿)の内側に痛みを感じる、炎症もある。

・膝は膝蓋骨内側上部

・時々股関節も痛くなることがある。

・腰は違和感を感じる。

→大きくは大腿部に感じるみたいなんだよね。これって筋肉系かもって

 

<経過>

・手術して以来、運動をしなくなった

・手術の1年後小指を折った

・半年前に、立ち仕事のバイトを始めた

・2週間前に痛くなって来た

 

<治癒を阻害する要因>

バイトの時間(週二回6時間)

 

<その他>

ストレスはない。

小指の怪我して以来、右足に体重をかけるのが怖くなった。

 

これを聞いて初めてなるほどって思ったよね。

 

確かに、これを聞かないで今ある症状と痛みの感じだと

 

関連痛だよね。

 

でも、これを聞いていると

関連痛 → メカニカルストレス

明らかにアンダーユーズと運動連鎖(姿勢)の関連が大きいと思ったんだよね。

 

理由は

・運動をやめた

・右足に体重をかけなくなった。

・最近立ち仕事のバイトを始めた。

 

で、ここから治療に入ったんだ。

 

でも行ったのは運動連鎖を重きに置いた姿勢改善。

 

右足に荷重がかかるのが怖いというところから、バイトの立ち仕事や私生活の家事動作、歩行動作をその場でやってもらってそれを動画に撮る。

 

それで、一緒に感想を聞くんだよね。

 

すると本人から、左に体が傾いていますとか膝がなんか内股になっているなど

 

色々な情報をもらったんだ。

 

そこから一緒にその動作にならないようにリハビリ開始。

 

この内容って、筋トレと動作トレーニングだけ。

 

あとは、ここであまり教えすぎないようにコーチングって手法で行うんだよね。

 

でもここでこの話をすると長くなるからこの話は今度。

 

それから、1週間くらいで膝の痛みが実生活では改善、その1週後にはバイト先でも膝の痛みがなくなって喜んでリハビリを終了。

 

関連痛だと勘違いしてやっていたらかなり、長引いた症例になったと思う。

 

問診の大切さを実感したケースだったね。

 

こんなにみなさんに伝えているのに、こんなことをしている自分が恥ずかしい(泣き)

 

PS

買ったあとは本当に後悔したよ。

 

それでも、コーヒーだと思って麦茶を飲んださ。

 

でも、やはり麦茶は麦茶だった。

 

PSS

このコーヒー風麦茶。実は家でも作れた。

かなり、煮立たせて抽出したらできたんだ(笑)

 


この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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