日本オランダ徒手療法協会

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戦略的に物療を使いこなす方法

2018.10.11

From:長島 将太

 

@姪浜のスタバより

 

今日はあいにくの雨。

おまけに強風と来たもんだから靴の中まで雨でグショグショ(泣)

 

「間もなく3番線より電車が発車しまーす」と構内アナウンス。

 

「この電車には間に合いたい!!」との一心で

何十段もある階段を駆け上がり電車内へ。

 

少し息切れを感じながらも日頃の自転車通勤のおかげで

少しは体力がついてるなーなんて事を実感していたんですね。

 

呼吸も落ち着いたので、ふと車内を見渡すと

 

車内の乗客全員がほぼスマホを見ていたんです。

 

この異様な光景を、ホラー映画のワンシーン…に感じているのは私だけでしょうか(笑)

 

「みんな何を見てるんだろ?」と疑問に感じ、周りを見渡すと

みんな器用に指先をシュシュと動かしてるんですよね。

 

老若男女問わず、ほぼスマホゲームに、ラインに、ようつべに夢中になってるようです。

 

確かに通勤中の車内って暇だと思うんですよね。

その「暇つぶし」「時間稼ぎ」の為にスマホは打って付けですもんね。

 

ただ、その異様な光景を客観的に見ていた私はだいぶ引きましたねー(笑)

私の場合、移動時間はほぼ読書にあててるんで車内ではアナログ派として浮いてるかもしれません…

 

さて、私たちの治療場面でも「時間稼ぎ」になっている事ってあると思うんです。

その代表例に「物理療法」があると思うんですね。

 

ここでは予めお断りしておきたいのですが、

物理療法を最大限活かせている先生方は、これ以上読まないで欲しいんです。

 

ここから先は当たり前の事しか書いてないので、もっと有益な情報を得る為に時間を使ってほしいと思います!

 

# 時間稼ぎの物療はもう辞めませんか?

こんな事、偉そうに言う私も昔は同じ考えでした(汗)

 

ただですね。

物理療法って戦略的に使えるようになると治療時間の短縮どころか、治療効果だって劇的に変わるほどの能力を兼ね備えているんですよね。

 

例えば、治療前に物療をすることでリリースに10分かかっていたのが3分に時短できることなんてザラにあるぐらい。

 

今までは残念ながら、その物療という武器も「時間稼ぎ」の道具に過ぎなかったんです。

 

水治療の渦流浴や交代浴。温熱治療のホットパックやマイクロ波。

 

電気治療の低周波や中周波、ハイボルテージなどの高周波治療機など

 

このように物療は多岐に渡りますよね。

 

そんな中でも、どの医療現場や治療院にもある

「電気治療機」は物療の中でも抜群の効果を発揮するんですよね。

 

これを時間稼ぎの道具にするのは勿体なさ過ぎます!!

 

# 電気刺激は体内環境を整える!?

電気治療の目的は神経筋の再教育であったり、痛み閾値を変化させる為に使ったりすると思うんですよね。

 

ですが、私はもっと別な目的をもって電気治療を使います。

 

それは、体内環境を整えることです。

 

「体内環境???」ってなりますよね(笑)

 

怪我をし、組織が損傷した際、ヒトには治ろうとする「自己治癒能力」がありますよね。

 

この自己治癒能力が正常に機能する為には、組織内に必要となる栄養や酸素が整っていなければいけないんですね。このような環境を「体内環境」と言うんです。

 

つまり、この組織内に栄養や酸素が十分にある状態を「体内環境が整っている」と言います。私達の身体は、この条件が整っているので組織損傷から回復できるのです。

 

そして、この「体内環境」をコントロールしているのは「自律神経」なんです。

 

# 自律神経で体内環境を整える

例えば、大腿四頭筋の肉離れをした患者さんがいたとします。

 

人体は肉離れを治す為に必要となる酸素や栄養を患部に送ってくる訳です。

 

大腿四頭筋はL3のキーマッスル(運動神経)ですので、

このL3部分の体内環境を司るのはなんとTh12近くにある自律神経なんですよね。

(もう既についてこれない方はスイマセン(汗))

 

だから私は、患部とは関係ない第12胸椎付近に電気刺激をするんですね。

目的は勿論、肉離れの組織修復を最適化する為に「体内環境を整える」ためです。

 

そうすることで、体内環境が整いやすい状態を維持するアプローチをプラスした結果。肉離れをした筋組織周囲の癒着が出来にくくなったり、無駄な硬結を作らずに済むことになりました。

 

そして、結果的には、、、

 

「治療前から緊張が緩んでリリースがかけやすかったり」

 

「痛みの閾値が上がったおかげで治療時間が短縮され、他部位の治療に時間をかけれたり」

 

今までとは違った結果になってきたんですね。

この理論を用いて「体内環境」を考慮し、物療を応用し始めてから私の物療は「時間稼ぎ」から、攻めの物療へと変化していきました。

 

私と同じように、「うまく物療を組み込めてないな?」「時間稼ぎになってたな?」と感じ入る方がいれば、ぜひ既存概念をぶっ壊し、物療をあなたの武器のひとつに加えてみては如何でしょうか?

PS

ちなみに、現代社会に多い精神的ストレスや心理社会的要因を抱える方にも物療は抜群の効果を発揮します。

オススメな治療機は「テクノ〇〇」です。また次回の機会に紹介しますね(笑)

 


この記事を書いた人

長島 将太

長島 将太

理学療法士。JADMT認定 徒手療法士。プロの選手からインカレ・インターハイ選手など数多くトップアスリートを診てきている。また、オランダ徒手療法ではチーフ講師として本物の医療を伝えるために後進の育成にも余念のない。サーフィンをこよなく愛する2児の父。

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