日本オランダ徒手療法協会

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順番が大事!腰痛トリアージその1

2018.09.06

from 黒田雄太 長崎の自宅デスクより

 

僕もメルマガを書き初めて

少し経ちますが…

 

書いていると段々と

ネタがなくなってきますね(涙)

 

ということで

今回は家族ネタを(笑)

 

僕には今1歳8ヶ月の娘がいます

超絶可愛い盛りですね!

 

おしゃべりもするようになり

「パパー」

と言って駆け寄ってくるときには

抱きしめたくなりますね!というか抱きしめてますけどね(笑)

 

おしゃべりしたり

走ったり

1人で食べれるようになったり

 

少しずつ成長しています

 

この前親戚で集まったのですが

 

「見ない間に大きくなったねー!」

 

「髪の毛がずいぶん伸びたねー!」

 

と全ての親戚から言われました

 

そんなに驚く事かぁ??

 

と内心僕は思いましたが

 

前の娘の写真を見てみると

髪の毛は寂しい感じでした(苦笑)

 

あっ、こんなに成長してたんだ!

 

近くで見過ぎているからこそ

気がつかないこともあるんだ

 

視野が狭くなっていたなぁ…

 

そんな事を思いました

 

、、、

 

視野の狭窄…

 

このような事

皆さんの臨床でも起こってませんか?

 

痛みを即座に消し去りたいと思い

目の前の痛みに集中しすぎたり

 

1つの視点だけで

痛みを解決しようとし原因が疎かになったり…

 

痛みの原因が違えば

アプローチも違いますし

 

もしかしたら

治療してはいけない痛みもあるかもしれません

 

今回はそんな事にならないように

腰痛治療で1番大事なトリアージを紹介します!

 

そもそもトリアージとは?

 

???

 

聞いたことがない方も多いかもしれませんね

 

トリアージとは

「災害等の現場で現存する医療資源(医療スタッフや医薬品)を最大限に生かして

救助可能な傷病者を確実に救うために治療の優先順位をつけること」です

 

このトリアージによって

まず助かる可能性がある患者から救助することで

効率的で効果的な救命活動を行うことを目的としています

 

僕は学生時代に看護学で学びました!

 

はるか記憶の彼方にありましたが…(苦笑)

 

このトリアージという概念

実はヨーロッパでは

腰痛治療の中に組み込まれているんです!

 

腰痛治療でトリアージを行う意義

何だと思いますか??

 

先程も言ったように

ヨーロッパの腰痛ガイドラインでは

治療を開始する前にトリアージを行う事を推奨しています

 

ただ、推奨されているからといって

意味を理解しないまま使っても意味がありません

 

腰痛でトリアージを行う意義は

 

①レッドフラッグをはじめに除外する

②治療可能な腰痛をさらに分類する

 

の2つです

 

特に①は

“はじめに”というのが肝です

 

レッドフラッグとは

 

悪性腫瘍、骨折、内臓疾患由来の

我々治療家の専門外の腰痛です

 

実はこのレッドフラッグ

腰痛全体で占める割合は1%未満

 

じゃあ

レッドフラッグの患者にあたることは

ほとんどないじゃん!と思ったそこのあなた

 

確率はかなり少ないかもしれませんが

 

命を脅かすかもしれないこのような腰痛

見逃すわけにはいきません

 

見つけた場合は

一刻も早く専門医へ紹介してください

 

あなたが治療を行っている場合ではないのです

 

実際に悪性腫瘍にもかかわらず

普通の腰痛だと思い治療をし続けていた結果

亡くなってしまったというケースもあります

 

僕たちには出来ないこともあるという事を

理解しないといけません。

 

一番“はじめに”

このレッドフラッグを除外するという

ステップを踏むことで

 

やっと腰痛に対して僕たちが治療できるのです

 

次のステップは

「治療可能な腰痛をさらに分類する」です

 

腰痛の原因は…

 

と次をお伝えしたいところですが

少しボリュームが多くなってしまったので

 

「治療可能な腰痛をさらに分類する」は

次回のメルマガで紹介したいと思います!

 

、、、

 

今回は腰痛トリアージのレッドフラッグをご紹介しました

 

このトリアージですが

レッドフラッグをまず“はじめに”除外するという

順番が非常に大事になります

 

今までレッドフラッグを除外する作業を

おこなっていなかった方は

直ぐさまやらなければなりませんし

 

これまでやっていた方でも

治療の途中で行っても意味がありません

 

必ず

“はじめに”おこなってください

 

このステップを毎回踏むことが

患者も救い、かつ自分の身を守れる唯一の手段です

 

成果の出せる治療家には

このような知識も必要です

 

是非臨床で活用してくださいね!

 

P.S.

子供の成長は早いですね!あっという間に大きくなっていきます

成長具合がきちんと分かるように

その一瞬一瞬の出来事を大事にしていきたいと思う今日この頃です

 


この記事を書いた人

黒田雄太

黒田雄太

長崎県在住の理学療法士。【JADMT公認】オランダ準徒手療法士。基礎コース・福岡校アシスタント担当。Nagasaki Orthopaedic & Sports Physical Therapy(NOSPT) 役員。総合病院、整形外科クリニック、デイケア、特別養護老人ホームを経験。 自身の“辛い腰痛”の経験から、「世の中の腰痛で苦しむ方を助けたい」という使命を持つ。 一時的に自覚症状を解消するだけの対処療法ではなく、腰痛の患者様を「施術」から「トレーニング」までトータルにサポートすることを信条としている。一児の父。

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