日本オランダ徒手療法協会

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表層から深部への治療展開のススメ

2018.06.21

自分は服が好きで、都内のスタバから行きゆく人の洋服を観察することがある。

最近は男性の服装は細身のパンツを履く人が多く、見た目がスタイリッシュ。

自分も見た目がかっこいいから履くことが多いが、動きやすさを求めるのであれば難点がある。その欠点を打破すべく、パンツ自体が伸びるストレッチ素材のものが多く、履きやすい。

 

こうすることで、しゃがんだり動いたりしても動きやすい状態になっている。

 

また、工場や建築現場の人はどうかというと、スリムなパンツよりもゆとりのあるパンツを履き動きやすさを重視したものになっている。もちろんその中にもストレッチ素材を入れ込んだものある。

 

人間が身に纏う洋服の形状や素材で動きに様々な影響が及んでいる。

結果の出ない施術

さて、

じゃあ、これを体に例えて話していこうかな。

 

またサッカー選手の話ね。

 

キーパーのやつが、体がうまく回らなくて硬い感じがするって言いに来たのよ。

 

評価したら、脊柱の回旋がかなり硬い。

 

そこで、脊柱のモビライゼーションを実施したんだよね。見た目はかなり変わったんだけど、本人も実感はしてたんだけど、腑に落ちない顔をしてたから。

 

杉山(杉)「まだ納得いかない?」

 

選手(選)「なんか、まだ引っかかる感じがして」

 

選「うまく動かない感じがする」

 

こんなやり取りをしてたんだ。

 

自分はこの時、もう脊柱のモビライゼーションをやろうと思ったんだけど、本人にこれを確認したんだよね。

 

杉「詰まる感じ?伸びない感じ?」

選「うーん。伸びない感じかな」

 

そこでやることが決まったんだよね。

表層から深層へのアプローチ

 

詰まるや当たるなんて表現の時は関節系のことが多い。つまり骨と骨同士が何か起こっている状態。

伸びない感じって言ったら、筋肉、筋膜や皮膚などの軟部組織系のことが多い。

 

そこで、表層から見ていくと皮膚の動きがかなりタイトで筋肉の状態はそこまで硬くない。

であれば、皮膚をアプローチしていくことに決めたんだ。

 

いうなれば、さっきの話に戻るけど、ピタピタのズボンを履いた状態に体がなっていたことになるんだよね。皮膚が硬く動きのない状態だから、動いた時に筋肉や筋膜が制限を受けちゃうんだよ。

 

皮膚、筋膜や筋肉それぞれの層の間には隙間がないと動きが制限されちゃうんだよね。

だから、皮膚をアプローチしたんだ。

 

それから、次に筋膜・筋肉とリリースを行なって動くための隙間を作る。

そのあとに、モビライゼーションを行う

 

するとどうだろう。

 

やっている側もわかるぐらいに動きが出るんだよね。

 

上記介入後、もう一度選手に聞いたら。

引っ掛かりがなくなって、動きやすくなったって。

 

このように、表層の状態をみて、人間が被っている皮膚というなの洋服の状態

素材が硬い、余裕があるのかどうか?

 

などをみていくことで、そのあとの治療効果に大きく影響するだよね。

 

だから、自分は大概の場合表層から深部にかけて治療展開をしていくことが多い。

可動域が大きくなるということも確かなんだけど、隙間ができることで角層の癒着がなくなって怪我のリスク軽減にもつながり、動きが出るからその後のパフォーマンス向上にも繋がっていくんだよね。

P.S.

自分もスタイリッシュな洋服を着たいものだが、長時間のデスクワークだとゆとりのある服装が楽だよね。

本当は、スウェットが一番楽なんだけどね〜

 

関連動画<腰椎の徒手的評価法>

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