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骨粗鬆症のリハビリの仕方教えます!

2018.06.14

from 杉山貴規 広尾オフィス

『上野は日本の玄関口』

駅前では高崎市のPR活動で巨大なダルマの展示をしていた。

 

そこには多くの人だかり、くじを引いて当たりがでたら小ダルマがもらえるイベントをしていたので、子供と一緒に並んでだるまを2つもらってきた。安っぽいダルマと思ったら意外としっかりしていて重い!

 

いいやつもらってきた。

 

さすが日本の玄関口。駅構内でいろんなイベントしている。

 

さて、

高崎市のPR活動のように最近、街つくりのイベントとか町内のお祭りなんかで、血圧やロコモティブシンドローム、骨密度の測定などをクリニックや病院が測定してるよね。

 

測定した結果を簡単な表にまとめて、生活習慣を改めてください…なんてやつだ。

 

小さい取り組みだけど生活習慣病の改善や予防のために必要だよね。

 

骨粗鬆症もよく人集めのネタに取り上げられるテーマの一つだけど、
実際の治療法ってどうなっているんだろうか。

骨粗鬆症ってどんな病気?

まず、そもそも骨粗鬆症って知っているよね?
骨密度が少なくなって、骨がスカスカになるやつ

 

あの治療法って、自分の知っている限り薬による療法しかない
投薬もあれば注射による投与なんかがあるよね。
薬の種類で投薬期間もずいぶん違う。

 

骨の生理学的なことは知ってる?

 

骨は一度できるとそのままって思われがちだけど、 実は古くなり劣化した骨は、随時代謝が起こっていて新しい骨に生まれ変わっているんだよね。 これが骨の新陳代謝、または、「骨のリモデリング」っていうんだ。

健康な骨では、骨吸収(骨を壊す働き)と骨形成(骨をつくる働き)のバランスが安定してるけど、骨粗鬆症の骨は、骨吸収がどんどん進んで骨形成を上回ってしまい、骨がスカスカになっちゃう。

 

この代謝を繰り返し行うことで、骨の強度を保っているんだけど、この代謝って、筋肉と同じで、18歳でピークになって40歳代まで維持されるんだけど50歳以降(女性の場合:閉経後)からどんどん低下していくんだよね。

参考資料 -骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版-日本骨粗鬆症学会-

 

だから女性の骨粗鬆症が多いのはそれが理由。また、女性の骨折も割合が多くなっているのも頷けるよね。

 

じゃ、治療者は手をこまねいてこの現状をみていればいいのでしょうか?
薬だけに頼って、骨粗鬆症に何もできないのでしょうか?

 

そんなことはありません!

 

実は僕たち治療者にもできることはあるんです。

 

それは何か?

骨粗鬆症には運動療法

運動療法です。

 

へっ?!

 

と思った方もいると思います。

 

先にもお伝えしたんですが、
結局代謝が悪くなって骨がスカスカになってしまうんです。

であれば、代謝を向上させればいいのです。

そのために運動療法が実は効果があるんです。

 

実際に骨粗鬆症のガイドラインにも運動療法を勧めており、エビデンスも出ています。

 

一部抜粋しておきます。

参考資料

・Bonaiuti ら の Cochrane Systematic Reviewによると ,有酸素荷重運動により腰椎骨密度は 1.79%,ウォーキングにより腰椎および大腿骨近位部骨密度は,ぞれぞれ 1.31%,0.92%上昇する。

・HoweらのCochrane Systematic Review によると , 運動により大腿骨近位部および腰椎骨密度は,それぞれ 1.03%,0.85%上昇する。特に,下肢筋力訓練により大腿骨近位部骨密度は 1.03%,複合運動(荷重運動・ 筋力訓練)により腰椎骨密度は 3.22%上昇する。

・Polidoulis らのメタアナリシスによると,下肢の運動(荷重運動・筋力訓練)により,脛骨遠位部海綿骨および骨幹部皮質骨骨密度(pQCT で測定) は,それぞれ 0.87%,0.89%上昇する。また,太極拳は骨密度維持に有用である。

どうでしょうか?

 

信じてもらえたでしょうか?

 

だから運動をさせましょう!

 

運動の刺激で骨密度は向上するんです!!

 

しかし、運動ともう一つこれを行えばより効果が出るやつがあります。

それは脊柱にアプローチすることです。

神経にアプローチ

以前も紹介しましたが、骨にも神経が走っています。

その神経の出所は脊柱です。

なので、骨粗鬆症がより顕著に出ているところの代謝(循環)を良好にできるのです。

 

方法論としては様々ですが、各椎体のモビライゼーション、筋膜リリース、物理療法などが効果があります。

 

なぜなら、大腿骨、脛骨、上腕骨、肋骨など全ての代謝を担っているのは脊柱から出ている神経と栄養血管なのですから、そこを刺激することにより代謝は良好になります。

 

ぜひやってみてください。

P.S

高崎市のPRスタッフの方にダルマもらって家に帰らないで、そのまま高崎に来てくださいって言われたよ。

 

そりゃそうだよね。

 

群馬に知り合いいるから今度遊びに行くかな(笑)

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この記事を書いた人

杉山 貴規

杉山貴規

理学療法士。【JADMT公認】オランダ徒手療法士。整形外科、訪問リハを経験。10代のスポーツ選手の施術が得意。Jリーグ相模原U-18トレーナー担当。海外も含め、年間70回以上の試合帯同もこなす一児の父。

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